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ゴライアスオオツノハナムグリ
学　名　：　Ｇｏｌｉａｔｈｕｓ　ｇｏｌｉａｔｕｓ
原産国　：　ナイジェリア・カメルーン・中央アフリカ・ガボン
　　　　　コンゴ・ザイール・ウガンダ・ケニア・タンザニア
最大サイズ　：　１１５ｍｍ

アフリカ大陸の生んだ芸術的な巨大ハナムグリ。胸には
黒地に純白の筋が通り、羽はエンジ色から純白に四隅
黒紋まで段階的にバリエーションが有る。頭部には二股
に分かれた太短いツノを持つ。幼虫は他のハナムグリと
同様マットを食するが、食の大半は肉食性。親虫も口部
に牙を残す。オオツノハナムグリ続属では最大級。飼育は
可能だが世話と根気が必要。長い苦労の後に出会う、
新成虫の美しさはそれまでの苦労を忘れさせるだけの
魅力を有する。まだまだ高価な虫ですが、あなたも、是非
ゴライアスにはまってみませんか？

中央アフリカコンゴ川流域に生息する、ゴライアスオオツノハナムグリ。飼育はまだ、始まったばかりで、分からない事だらけです。アフリカ大陸のジャングルのみがその全てを知っているのでしょう。
先輩ブリーダーは既に数年前から飼育を始め、最近になって専門誌等に飼育の内容が公開されるようになりました。まだまだ、手探りの飼育。挑戦するには十分手ごたえ有ります。

マットは「Ｏマット」若しくは、更にバクテリア分解の進んだマットに牛糞を混ぜたものを使います。（５０：５０）
腐葉土を混ぜたものでも良いのですが、飼育セットの底面にはできるだけ、粒子の細かなマットを敷き、押し固める方が結果が良いように思います。

飼育セットのマットは底面から３分の１位まではしっかりと押し固めます。少なくとも飼育容器の３分の２位までマットを敷きます。マットの上に太めの枝を置き、転倒防止に使います。餌は餌台に置くほうが、交尾しやすいようです。

交尾を何度か繰り返した雌はマットに潜り、半日～３日を掛けて飼育容器底面に卵を産みつけます。産卵を確認しても、絶対に掘り出さず、そのまま振動を与えないよう注意しながら出来るだけ気温２５℃前後を保つようにします。結構な数の卵が確認できた場合は飼育容器を新しいものに切り替えて、卵は孵化するまで、容器ごと保管します。早くて２週間位で幼虫は孵化します。孵化した幼虫はマット表面に向かってトンネル状にマットを食い進みます。２ｃｍ位まで成長した段階で始めてマットから掘り出します。幼虫は肉食なので、長期間放置すると、共食いを始め、幼虫の数は減って行きますので要注意。