中国オオクワガタ(ホペイ)
学  名 : Dorcus curvidens hopei
原産国 : 中国
最大サイズ : 8?mm

昨今最もHOTなオオクワガタ、過去より中国に日本のオオクワガタと同じようなクワガタが実在する事が文献でも紹介されていたが、中国からの情報が少なくまだまだ謎の多いオオクワガタだった。近年日本に生体が入ると同時に大型になるオオクワガタとして人気の虫となった。が、内歯が外歯に重なるといった神話が、個体数が増えるにつれてビデュラスと大して変わらない個体も数多く入荷した為、ブームは一時冷え込んだ。その後、また火付け役がいて現在再ブームとなった訳だが、やはりこの固体の面白みは、内歯の重なり、太い大顎、サイズポテンシャルが未知数である事、中国は広い国であることから、さまざまな産地、個体差がある事でしょう。この点においては日本のオオクワガタの数倍楽しさがあると言わざるを得ないでしょう。ちなみに私は福建省の虫がお気に入りで、福建省のみを飼育しています。
1998年に手に入れた中国ホペイ
福建省北峰産
現在も累代中。
初めて手にした中国ホペイ(当時は高かった)
福建省 北峰産 74mm
福建省 建陽産 77mm
福建省 建瓦産 72mm
福建省建陽のブリード固体77mm.
この血統は、
80mmは越えると思う。現在挑戦中。
過去の血統記録:76mm
我が家の3血統(北峰・建陽・建瓦)
福建省のサイズポテンシャルは中国ホペイの中でも有数のものだと思います。かつて武平産を飼育しましたが、残念ながら血統は途絶えてしまいましたが、この産地もブリーダーが皆、驚くサイズに仕上がりました。最大はワイルドF1でいきなり82mm!私の当面の目標は建陽、建瓦で80mmを越える事です。残念ながら、北峰は飼育始めて以来、76mmは越えないので、これが限界かな?でも、挑戦はします。
中国ホペイの飼育
中国ホペイもオオクワタの飼育と同じです。が、ちょっと国産オオクワガタより気難しいところがあり、産卵期間は国産のものより短いように思います。雌はいったん眠ってしまうと、なかなか起きてこないで産卵もしません。
眠るとは、体内時計の関係で、冬眠と同じ状態に入ってしまう事で、グランディスオオクワガタも同様の様です。体内時計のリセットの仕方は有るのですが(一旦、気温を下げて行き(10度以下)、徐々に25度位まで気温を上げて温度変化を与える)この方法は虫にかなりストレスを掛け、最悪の状況では死んでしまいますので、眠いときには眠らせるのが最適かと思います。
塚脇智成氏の書かれた「中国産クワガタムシに関する追加知見」の記事
1997年6月に月刊むしクワガタ特集で初めて大きく取り上げられた中国ホペイ(広東省)
私の種親(福建省)とも似ているように思うが、どうでしょう?