ミナスニジイロダイコクコガネ
学　 名　：　Ｄｉａｂｒｏｃｔｉｓ　ｍｉｎａｓ
原産国　：　ペルー
最大サイズ　：　３５ｍｍ？

なんとも奇奇怪怪な虫が南米から日本に上陸。ズバリ糞虫です。肉食性の動物の糞を食するコガネムシ。糞ころがしといえば、「ファーブル昆虫記」。黒い大きなダイコクコガネが自分の体の何倍もある大きな丸めた糞を転がしている挿絵が印象的で、そんな虫どこにいるんだ？なんて思いを馳せたあの糞ころがしです。細かな話は抜きにして、まずはご覧下さい。勿論飼育は始めて、日本の糞中でも飼育した経験が有ればなんとなくわかるんですが・・・。とても美しく、格式高い虫ですが、最大の問題は「えさ」である事はお分かりいただけますよね。

次はいよいよ飼育についてです。是非ご覧下さい。

前胸背板前面の光沢はとても美しい（♂）

バグズライフみたい！いや、そのものです

前足の符節は完全に進化し、僅かにトゲのようなものが有るだけ、後の符節は欠落しやすい

口には大きなヘラ状の突起が有る

右が♂、左は♀、割としっかり識別サインが有る

雄の頭部には大きな突起が有る

雌には無い

前胸背板前部だけでなく、上翅の側面も緑色に光る

この雌の前胸背板前面の光沢はブルー掛かっているのがお分かり頂けますか？

♂

♀

上翅は全体的に深い緑色で、深い縦筋が入る

雄の胸の突起はご覧のように扇形になっている

おしりもピカピカ

中足の付き方が面白い、前後に比較し、かなり外側に寄っている。

飛び立とうとする雌

ブーンという大きな羽音を立てて、元気よく飛びます

頭部

♂の頭部には２本の小さなツノが有ります